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Posted by 滋賀咲くブログ at

総会における研修会の内容報告

2008年10月07日

 

 中日新聞に、今年の1月7日から毎週月曜日に「アユのいる風景」という記事が連載され、10月6日で37回目になっています。
 記事の寄稿者は高橋勇夫氏。たかはし河川生物調査事務所所長で、天然アユ復活のために全国を奔走されている方です。
 
 この記事の中から、興味深い「タイトル」を選び、その記事を勉強材料に、愛知川との比較をしたり、全国的なアユの状況について学びました。

そのタイトルの一端を紹介して見ましょう。


「すみかの川、何が起きた?」 
子どものころ、解禁日ともなれば、夜も明けないうちから川は熱気につつまれていた。アユは古くから日本人の暮らしと深くかかわってきた。・・・。
「産卵期は徐々に遅く」 
秋になっても、水温が下がらなければ、アユはなかなか産卵を始めない・・・。
「造るだけ、魂入らぬ魚道」
魚道の設置は、水産資源保護法という法律で、堰の管理者に義務づけられている・・・
「減る天然に安易な放流」
アユが釣れないと、釣り人は「放流しろ」と言う。「放流が少ないからアユがいない」と言う声を聞くこともある。もっともらしいこの意見は、本当に正しいのだろうか。
「子らよ、川に潜って遊べ」
今でも高知県の新庄川は夏になると子どもたちであふれている。私のささやかな夢は、都会の子どもたちにこの川に招くことである。
「釣り人が来ない解禁日」
ところが、昨年訪れた時には、解禁直後だというのに釣り人は一人しかいなかった。畑仕事をしていたおばあさんに「今年の解禁はどうでしたか?」と聞くと「二人しか来なかった」とのこと。変わり果てた解禁風景に言葉もなかった。・・・・

みなさん、うなずける内容ではないでしょうか。
我が愛する愛知川は、ここ30年で大きく様変わりしてしまいました。
愛知川は「子らよ、川に潜って遊べ」と言える川には、もう戻らないのでしょうか。
決してそんなことはないと思います。
全国各地の河川で、ふるさとの川を守るために頑張っておられる方がおられるように
この愛知川でも、愛知川塾が中心となって進めれば、きっと道は開けると信じます。

①一度高橋氏を招いて、講演会を開催したい。
②愛知川ダムに是非清流バイパスを。
③50年かかっても、昔の清流を復活させていこう

このようなことを参加者で確認して、研修会を終了しました。

平成18年の夏に訪れた時の四万十川。大変濁っていました。





Posted by こあゆ at 20:58 Comments( 0 )